クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い



「いまのままの白井くん、確かに怖いところはあるし重いところはあるし怖いところもあるけど、でも、白井くんが白井くんじゃなかったらわたし、変質者として通報してますし」

「思ってたよりもすごいですね」

「そうですよ、でも、いまの白井くんだから好きなところだってたくさんあるんですよ! たぶん!」

「たぶん……」

「はい、たぶんです」



確実にここ! って大声で言えないのが申し訳ないところではあるんだけど、だけどですね。



「言葉ではうまく言えないけど好き、って、感覚的なものだからより深いと思いませんか? って、だいぶ自分に都合よく言ってますけど──、ラーメンだって、あっさり派でもたまに食べたらこってりも美味しいと思うじゃないですか」

「ら……、え?」

「味噌ラーメンにバター、普段だったら入れない派なんですけど、たまにやったら背徳感でやばいじゃないですか!」

「俺って背徳的存在なんですか?」

「ちがいますけど! わかってくださいよ、感覚ですよ、考えないで感じてみてほしい」


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