クールで無口(大嘘)な白井くんは愛が重い
「自分にどうこう思うところがあってあの話になった、というよりは、宮坂さんが優しすぎて、それにあまえすぎて、ああなった。……って言ったほうがいいのかも」
「わたしが優しくてそれに白井くんがあまえて……? そんなことなくないですか?」
「あったって話ですよ」
「…………とりあえず、さっきのティッシュ、1枚もらってもいいですか」
たしかかばんの底にはいると思うんだけど、いますぐにほしい。情けない。何が『あげます』だ、と思った。でも。
「ありがとうございます」
「なんで白井くんがお礼言うんですか……」
「なんか、……言いたくなったからです。これ以上言いません」
「じゃあわたしは、これ以下は言わないんで、いいですか?」
「なんですか?」
「白井くんが優しすぎるんだと思いますよ、怖いところもあるけど」