年下イケメンホテル王は甘え上手でいじわるで
「彼女は、私にとってなくてはならない人です。彼女を守るためにもよりいっそう仕事に邁進していきますので、今後ともお力添えをどうぞよろしくお願い申しあげます」
嵐が頭を下げる。私も一緒に深く礼をした。会場を大きな拍手が包んだ。
「それでは、引き続きお楽しみくださいませ」
嵐にエスコートされ、私はステージを降りると、嵐に連れて行かれるまま会場の外に出た。
「ごめんりこねえ」
嵐が近くの空いている会議室に入って謝ってきた。
「びっくりしたよ」
私は苦笑いで答えた。
「ほんと、ごめん、でも、どうしても黙っておけなくて」
嵐がぎゅっと私を抱きしめる。今日は高いヒールをはいているので、いつもと感覚が違い、新鮮に感じた。
「りこねえが、ゴウと一緒に楽しそうにしてたから」
「そんなんじゃないよ!」
「それだけじゃなくて、他にも男から話しかけられてたでしょ。りこねえ、最近ますます綺麗になったし・・・なんかすげー焦っちゃって・・・婚約者だって言えば、誰も手を出してこないかなって、とっさに」
私はぎゅっと嵐を背中にまわしている手に力をこめた。
「嬉しい」
「え?」
「いっつも余裕な嵐が余裕ないの、すっごい嬉しい」
私はふふふっとこみ上げる笑いをこらえる。
「怒ってないの?」
「怒らないよ」
嵐が体を離して、私にキスをする。
「パーティー終わったら少し、休みもとれるから、そのときに東京行こう。りこねえのご両親にご挨拶させて。指輪も買いたい」
「そんなに急ぐことないよ」
「ううん、許されるなら今すぐ結婚したい。今すぐりこねえをぼくだけのものにしたい」
今度は私から嵐にキスをする。
「・・・分かった。きっと両親もよろこぶと思う」
父も母も私に男っ気がないことをいつも心配していた。きっと嵐を連れて帰ったら、飛び上がってよろこぶだろう。
「りこねえ、悪いけど今日は先に部屋に戻ってて。知り合いがいないのに会場にいるのも苦痛だろうし、だからといって他の男と仲良くしているの見てたらぼくがもたないから」
嵐が胸に手を当てて言う。
「大げさだなあ、じゃあ部屋に戻っているね」
私は半ば安堵しながら答える。あんな大々的に紹介された後であの会場にいるのは針のむしろだ。嵐が会場に戻るのを見届けるとスウィートルームに戻るためにエレベーターホールへ向かう。
「滝田さん」
嵐が頭を下げる。私も一緒に深く礼をした。会場を大きな拍手が包んだ。
「それでは、引き続きお楽しみくださいませ」
嵐にエスコートされ、私はステージを降りると、嵐に連れて行かれるまま会場の外に出た。
「ごめんりこねえ」
嵐が近くの空いている会議室に入って謝ってきた。
「びっくりしたよ」
私は苦笑いで答えた。
「ほんと、ごめん、でも、どうしても黙っておけなくて」
嵐がぎゅっと私を抱きしめる。今日は高いヒールをはいているので、いつもと感覚が違い、新鮮に感じた。
「りこねえが、ゴウと一緒に楽しそうにしてたから」
「そんなんじゃないよ!」
「それだけじゃなくて、他にも男から話しかけられてたでしょ。りこねえ、最近ますます綺麗になったし・・・なんかすげー焦っちゃって・・・婚約者だって言えば、誰も手を出してこないかなって、とっさに」
私はぎゅっと嵐を背中にまわしている手に力をこめた。
「嬉しい」
「え?」
「いっつも余裕な嵐が余裕ないの、すっごい嬉しい」
私はふふふっとこみ上げる笑いをこらえる。
「怒ってないの?」
「怒らないよ」
嵐が体を離して、私にキスをする。
「パーティー終わったら少し、休みもとれるから、そのときに東京行こう。りこねえのご両親にご挨拶させて。指輪も買いたい」
「そんなに急ぐことないよ」
「ううん、許されるなら今すぐ結婚したい。今すぐりこねえをぼくだけのものにしたい」
今度は私から嵐にキスをする。
「・・・分かった。きっと両親もよろこぶと思う」
父も母も私に男っ気がないことをいつも心配していた。きっと嵐を連れて帰ったら、飛び上がってよろこぶだろう。
「りこねえ、悪いけど今日は先に部屋に戻ってて。知り合いがいないのに会場にいるのも苦痛だろうし、だからといって他の男と仲良くしているの見てたらぼくがもたないから」
嵐が胸に手を当てて言う。
「大げさだなあ、じゃあ部屋に戻っているね」
私は半ば安堵しながら答える。あんな大々的に紹介された後であの会場にいるのは針のむしろだ。嵐が会場に戻るのを見届けるとスウィートルームに戻るためにエレベーターホールへ向かう。
「滝田さん」