ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う
「あ……あんっ……りかるどさまっ……」

 リカルドは今まで我慢してきたものをぶつけるように激しく律動を開始した。敏感なそこが擦れ合ってスイレンはあまりの気持ちよさに目を閉じた。ぐちゅぐちゅと太ももとあの敏感なところに押し付けられるようにリカルドは動きをどんどん加速させていく。

「あっ……ごめんっ……もう出るっ……」

 程なくしてスイレンの薄いお腹の上に温かな液体が散った。どろりとしたそれは何回かに分けられて飛び散っていく。驚いて目を開けたスイレンは大量の液体が自分のお腹の上に滑っていったのを見た。

「あ、これ……は?」

 自分のお腹の上に広がるものに目を丸くしたスイレンにリカルドは、はあはあと荒い息をつきながら満足そうに笑った。指ですこし触ってみると生温かくて何とも言えない質感をしている。

「これは赤ちゃんの素だよ。君の中に出すと赤ちゃんが産まれるかもしれない。もちろん避妊薬もあるけど……だから俺は結婚する君以外とこういうことをしたくないんだ」
< 127 / 299 >

この作品をシェア

pagetop