【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
スイレンは口に手を当てて絶句した。確かに幼い頃からリカルドと婚約していたという過去があれば、我こそがと手を挙げる人も少ないかもしれない。英雄で竜騎士であれだけの美丈夫なのだ。そのジャック・ロイドという人をスイレンは詳しく知らないが、職業が近衛騎士というと、騎士の中でも花形で姿形も美しいことが条件とされる出世コースなのだ。
その彼に言い寄られて、落ちない女性はそういう面に魅力を感じない女性か。それとも、心動かされないくらい、愛している男性がいるのか。
「昨日の今日だからね。パーマー家の当主に署名をもらった婚約解消の書類は提出済みで受理もされているけど、パーマー家はこの国でも力を持っている貴族だから、敵に回したら厄介なことになる。リカルドはデュマース家の当主でもあるからね、その辺りも加味して考えなきゃいけないんだよ」
「……私にも何か出来ないかしら」
ワーウィックはそれを聞いて楽しそうな顔をして言った。
「まあ、可愛いスイレンにキスでもしてもらったら、すぐに機嫌は直ると思うけど。そうだね、僕に先にしてくれても良いよ?」
その彼に言い寄られて、落ちない女性はそういう面に魅力を感じない女性か。それとも、心動かされないくらい、愛している男性がいるのか。
「昨日の今日だからね。パーマー家の当主に署名をもらった婚約解消の書類は提出済みで受理もされているけど、パーマー家はこの国でも力を持っている貴族だから、敵に回したら厄介なことになる。リカルドはデュマース家の当主でもあるからね、その辺りも加味して考えなきゃいけないんだよ」
「……私にも何か出来ないかしら」
ワーウィックはそれを聞いて楽しそうな顔をして言った。
「まあ、可愛いスイレンにキスでもしてもらったら、すぐに機嫌は直ると思うけど。そうだね、僕に先にしてくれても良いよ?」