【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
その前にクライヴは降り立つと、いきなりスイレンの頭の中で低いくぐもった声がした。クライヴはイクエイアスに向かって、器用にお辞儀をすると彼に向かって何かを話しているのか、じっと目を逸らさない。流石上位種と言うべきか、竜の姿でも直接人間と心の中で話すことが出来るらしい。
(それは、難しい。エグゼナガルとの不可侵の条約を破ることは出来ない)
救出に難色を示したイクエイアスのその言葉を聞いてスイレンは悲鳴のような声を出した。
「イクエイアス様っ! お願いします。リカルド様とワーウィックを見捨てないでください。お願いします」
涙を流しながら自らに跪くスイレンの姿の方向を見ると、その存在に今気がついたようにクライヴに目配せをした。
(この子は? ……ああ、リカルドの恋人か。あいつも隅に置けない。そうだな……エグゼナガルがあの山にある結界さえ解いてくれたら、何とか出来るんだが……それはエグゼナガルに直接交渉するしかないだろうな)
その厳しい竜の顔で困ったような表情をするイクエイアスにスイレンは言った。
「それしか、方法はないんですね?」
(それは、難しい。エグゼナガルとの不可侵の条約を破ることは出来ない)
救出に難色を示したイクエイアスのその言葉を聞いてスイレンは悲鳴のような声を出した。
「イクエイアス様っ! お願いします。リカルド様とワーウィックを見捨てないでください。お願いします」
涙を流しながら自らに跪くスイレンの姿の方向を見ると、その存在に今気がついたようにクライヴに目配せをした。
(この子は? ……ああ、リカルドの恋人か。あいつも隅に置けない。そうだな……エグゼナガルがあの山にある結界さえ解いてくれたら、何とか出来るんだが……それはエグゼナガルに直接交渉するしかないだろうな)
その厳しい竜の顔で困ったような表情をするイクエイアスにスイレンは言った。
「それしか、方法はないんですね?」