【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「……スイレン、これからは本当に危険だ。命に関わるから必ず僕の指示を聞くと約束して欲しい」
鬱蒼とした森の中、魔の山の麓で人化を済ませると、いつもの無表情でクライヴは言った。スイレンはその言葉に静かに頷く。指示を聞くも何も、これから何処に行って良いのかも、スイレンにはわからない。彼の言う事を聞くしかない。もしかしたら、リカルド達の命が繋がるかもしれない。この賭けには何がどうあったとしても必ず勝ちたかった。
それに、すこし落ち着いて考えれば、クライヴには大怪我をしている相棒ブレンダンのことが気になるだろう。それなのに、ここまで連れて来てくれた。気に入っているスイレンのことを放って置けないと思っていても、滅多なことで出来る事ではないとわかっていた。
「クライヴ……ありがとう。本当に、ありがとう。いつかこのお礼はするから……」
ちいさな手を取って真剣にそう言ったスイレンに、ちょっと照れたようにクライヴは頷いた。
「ブレンダンが……君のことは必ず守り切れと言っていた。あいつは本当に君のことが好きだから」
「……ブレンダン様……」
鬱蒼とした森の中、魔の山の麓で人化を済ませると、いつもの無表情でクライヴは言った。スイレンはその言葉に静かに頷く。指示を聞くも何も、これから何処に行って良いのかも、スイレンにはわからない。彼の言う事を聞くしかない。もしかしたら、リカルド達の命が繋がるかもしれない。この賭けには何がどうあったとしても必ず勝ちたかった。
それに、すこし落ち着いて考えれば、クライヴには大怪我をしている相棒ブレンダンのことが気になるだろう。それなのに、ここまで連れて来てくれた。気に入っているスイレンのことを放って置けないと思っていても、滅多なことで出来る事ではないとわかっていた。
「クライヴ……ありがとう。本当に、ありがとう。いつかこのお礼はするから……」
ちいさな手を取って真剣にそう言ったスイレンに、ちょっと照れたようにクライヴは頷いた。
「ブレンダンが……君のことは必ず守り切れと言っていた。あいつは本当に君のことが好きだから」
「……ブレンダン様……」