【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
呼びかけられたワーウィックは首を傾げてスイレンを見た。可愛らしいその仕草に思わず笑みが溢れてしまう。この可愛い少年がその気になったら、しごく簡単に自分を殺せてしまう恐ろしい存在だとしても。
「クライヴに聞いたんだけど、リカルド様とジャック・ロイドは最後まで貴方との契約を争っていたんでしょう。何故最後にリカルド様を選んだのか聞いても良い?」
スイレンの疑問にうーんとワーウィックはちいさく唸った。リカルドは余裕のある表情でゆったりとそれを見ている。当事者であるジャック・ロイドはきっとそれを知りたかったはずだ。諦めなければならないが、諦められない気持ち、それが増幅してあの凶行に至ったとすれば、その理由を知ってみたかった。
「……髪の色?」
ワーウィックのその言葉にふっとスイレンは吹き出した。リカルドの鮮やかな赤色は確かにワーウィックの鱗の色である紅と相性が良さそうだけど。
「おい、ワーウィック」
リカルドに真面目に答えろ、と言わんばかりに呼びかけられたワーウィックはぺろと舌を出してから言った。
「クライヴに聞いたんだけど、リカルド様とジャック・ロイドは最後まで貴方との契約を争っていたんでしょう。何故最後にリカルド様を選んだのか聞いても良い?」
スイレンの疑問にうーんとワーウィックはちいさく唸った。リカルドは余裕のある表情でゆったりとそれを見ている。当事者であるジャック・ロイドはきっとそれを知りたかったはずだ。諦めなければならないが、諦められない気持ち、それが増幅してあの凶行に至ったとすれば、その理由を知ってみたかった。
「……髪の色?」
ワーウィックのその言葉にふっとスイレンは吹き出した。リカルドの鮮やかな赤色は確かにワーウィックの鱗の色である紅と相性が良さそうだけど。
「おい、ワーウィック」
リカルドに真面目に答えろ、と言わんばかりに呼びかけられたワーウィックはぺろと舌を出してから言った。