【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「でもまあ、正直好みの問題だからね。あいつはこういう好みを持つ僕を選んで運が悪かっただけだよ。他の竜ならまた違った考えをするかもしれないね。だが、それを逆恨みして罪を犯したのはジャック・ロイドの選択だ。僕に選ばれなかったとて、どうしても竜騎士になりたいのなら他の竜との契約を争う道もあったはず。何の罪もないリカルドを潰すためにこれからの人生を全て投げ打ったんだから、馬鹿だったんだなと言うより他ないよ。ただ、生きていく上で大事なものは人それぞれ違うからね、他の誰から見てもおかしいと思うようなことでも本人は大真面目だったりする。彼にはそれほど大事なことだったんだろう」
ワーウィックはそう言って立ち上がるとリカルドに人差し指を差した。
「明日朝には帰ってくるからね。スイレンにあまり無理させるなよ」
「……何も考えてなかった、は語弊があるだろう」
さっきのワーウィックの言葉が引っかかっていたのだろう、リカルドは不満そうな顔だ。ワーウィックは肩をすくめながらそれを受け流す。
「何も間違ってないよ。あの頃はただ竜騎士になりたいだけだったリカルドに今はスイレンのことが好きで仕方ないって気持ちだけが加わっただけ。一応貴族なんだから、少しは裏に考えを持ったら?」
軽い足取りでスイレンに小さく手を振って去っていくワーウィックにリカルドは近くにあったクッションを投げた。
ワーウィックはそう言って立ち上がるとリカルドに人差し指を差した。
「明日朝には帰ってくるからね。スイレンにあまり無理させるなよ」
「……何も考えてなかった、は語弊があるだろう」
さっきのワーウィックの言葉が引っかかっていたのだろう、リカルドは不満そうな顔だ。ワーウィックは肩をすくめながらそれを受け流す。
「何も間違ってないよ。あの頃はただ竜騎士になりたいだけだったリカルドに今はスイレンのことが好きで仕方ないって気持ちだけが加わっただけ。一応貴族なんだから、少しは裏に考えを持ったら?」
軽い足取りでスイレンに小さく手を振って去っていくワーウィックにリカルドは近くにあったクッションを投げた。