【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
 一人納得したように言うと、その無防備な白い腹に吸い付いて赤い痕を残していく。そう、これは彼のものだという印だと言っていた。それならやはり自分もつけるべきなのだろうか。

「リカルド様、私もしたい……」

 ん、と首を傾げるリカルドに続けて説明する。

「これは私がリカルド様のものだと言う印なんでしょう? そうしたら、リカルド様にも、私がつけたい……です」

 照れながら答えたスイレンにリカルドは口を押さえながら上半身を起こした。何故か彼も照れているのか、その目の下が赤い。

「良いよ。おいで」

 リカルドは両手を広げると、やはり上半身を起こしたスイレンを迎えるように待った。中途半端に着ている状態になっている寝巻きをスイレンは条件反射で脱いでしまうと、その様子を見てリカルドはすこし情けない顔をした。

「リカルド様?」

「これから、こういう時に君の服を脱がせるのは俺だから。わかった?」
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