【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
 そう言われて頷くと、同じように何度か痕を残していく。その作業はとても楽しいものだった。彼に自分のものだという印を残していく。それはなんて嬉しい作業なんだろう。夢中になって没頭するスイレンにリカルドは言いにくそうに声をかけた。

「ごめん、スイレン、あんまり多く痕がついてると着替えの時に揶揄われるから。この辺りで勘弁してくれる?」

「あ、私。ごめんなさい!」

 慌てて謝ったスイレンを押し倒しながらリカルドは笑う。

「良いよ。ごめん。高潔な竜騎士達なんて言われてても、好きな女の子に痕をつけられて喜んでいるのは皆一緒だから」

「……喜んでくれます?」

 恐る恐る聞いたスイレンの首筋に顔をあててその匂いを嗅ぎながらリカルドは言った。くすぐったくて思わず身じろぎしたスイレンを逃さないように体を密着させる。

「もちろん、めちゃくちゃ嬉しいよ。消えそうになったらまたつけて。ずっと君を感じられるようにしていたい」

「リカルド様……」

 顔を横に傾けて目を合わせてまた深いキスをすると、彼の大きな手が下着の中にするりと入り込み、ぴちゃぴちゃっと言う水音が静かな部屋の中に響いた。
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