【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
 このところ、スイレンは憂い顔が多くなり、妙に頼りなげに見えて変な色気も感じさせるようになってきた。

 もしかしたら働く先で他の誰かに目をつけられているのかもしれないと思うと気が気ではなかった。けれどやっと名実共に彼女を自分のものにすることが出来る。

 あの女好きなブレンダンと接触が増えているのが気になってはいた。

 最近ブレンダンはあんなに嬉しそうにしていた女の子の誘いに乗らなくなってしまっているようだ。もしかしたらスイレンに本気なのかもしれないと思うと気が急いた。

 今日はテレザに朝頼んでスイレンの好きな煮込み料理を作ってくれているはずだった。

 この思いを告げる前にすこしでも彼女の気持ちを上向きにしてあげたい。家に帰る前に花屋に行って花も買って帰ろうと思ったが、良く考えたら自分でいつでも好きな花を出せるのだから、要らないだろうか。いやでも、告白もまだなのにアクセサリーは重くないだろうか。

 そんなことを思いながら、可愛い彼女との未来を夢見ていた。
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