【5/10書籍2巻3巻同時発売】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
 その周囲の慌てた声にリカルドは上空を見た。

 その属性が放つ輝きだろうか、色とりどりの流星が落ちてくるように竜騎士達が降下してくる。さっき感じた感覚はエグゼナガルがその不可侵の結界を解いたのだとそれでわかった。

 イクエイアスの眷属である竜騎士の竜達は、通常この場所では本来何の加護も失い何の力も出せない。

 さっき昏倒させられたワーウィックのように、何も出来ない赤子の手を捻るようなものだ。倒すことは容易だろう。

 その襲来の速さは上空でじっとこの機会を待っていたのだ。

 エグゼナガルは気難しい竜だと聞いているが、何かと自分とワーウィックに甘い守護竜イクエイアスが何とかしてくれたのかもしれない。

 やってきた仲間の竜騎士にロープを切ってもらいその木にもたれかかり息をつくと、周囲を見た。まさかここに竜騎士がやってくるとは欠片も思っていなかったガヴェアの魔法使い達は面白いくらいに簡単に倒されていく。

 魔法使いは戦闘においては遠距離からの援護が普通だ。近接の戦闘で戦闘特化の竜騎士に敵うはずがない。
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