離婚するはずだったのに記憶喪失になって戻ってきた旦那が愛を囁き寵愛してきます
(イヤァァーーーッ! 嘘でしょ?! 何となく人の気配がすると思ってたのって、白鳥さんだったの?! しかも勝手に、バスルーム使うとか、あり得ないよ! キモいキモい怖い! )

 蓮斗さんに異常な執着心を見せる白鳥さんに、恐ろしくて、ガタガタと身体が震えて来る。

(こ、これが噂の、ヤ、ヤンデレ?! )

「あっ! そのナイトウエア……! 」

 見覚えのある、ここぞの時にと、しまってあったナイトウエアに目が止まる。

「アハッ、クローゼットにあったから着たわよ。 蓮斗さんったら、私に内緒でこんなセクシーなナイトウエア用意してるなんて、わ、る、い、人」

 チョン、チョン、チョンッと、蓮斗さんの唇を突く。

「…… 白鳥、お前正気か?! 人の家に潜んでいるなんて、不法侵入で突き出されても、文句は言えないぞ」

 縋り付く白鳥さんを、グイッと押し退けて、蓮斗さんは私を守るように、抱き締める。

「人の家だなんて、もうすぐ私達、夫婦になるのに、そんな他人行儀な事言わないで。 ちょっとした可愛いサプライズじゃない。 ……それよりも、早くその女を部屋から追い出してちょうだい! 」

 キッっと、私を視界に捉た白鳥さんに、睨み付けられて、ビクリッと再び震えが起こる。

(はわわわわっーーーっ……っ、ヤバい……、白鳥さん、目が逝っちゃってるよ……。 怖い怖い怖い!! )





 



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