約束は午後2時に、あの桜の下で
この一件で、皆のアキ先生とキミの好感度が変わった。
アキ先生に対しては、以前は何もなかったが、次第に授業を聞かなくなり、先生がいない間に陰口を言われるようになった。
キミに対しては、アキ先生に守ってもらった弱い人というレッテルを貼られた。

しかし、それは一つの絶望にしか過ぎない。

このお陰で、キミはアキ先生の事を「私を救った世界一優しい先生」と思い、すごく信頼するようになった。
そして、あまりクラスや学年の人に恵まれない同士、仲良くなれた。

結果的に、クラスメイトには嫌われ者になったけど、アキ先生と仲良くなったという、1つの希望になったー。
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