約束は午後2時に、あの桜の下で
7、8月 大掃除と夏休み
6月も穏やかで平和な日常を過ごしてた。

そして、期末テストも終わり、7月ー。

この日は大掃除の日だった。キミの班は家庭科室2室(被服室、調理室)の担当になった。キミは喜んだが、キミの班の人は「やだな〜。」と思ってた。

そして、掃除の時間になった。キミはスキップしながら被服室に向かった。そして、アキ先生から重要連絡があり、いよいよ掃除スタート。最初は被服室から掃除を始めた。
被服室掃除もほぼ終わり、皆は調理室掃除に向かったが、キミだけは被服室に残り、箒のけがきをやってた。
途中、アキ先生が来て、キミは単独行動をしていたから、叱られるのかなと思いきや、
「ありがとね。けがきやってくれて。」
と、逆に感謝された。だけど、班の皆は、サボってると勘違い。なので、調理室で皆と合流したら、キミは責められた。
「何でサボったんだ。お前だけ!」と班の皆から言われ、終いには、
「ゴミ捨て行ってこい。」と命令された。
勿論、キミはサボってなんかいないので、「何で私に決め付けんの?やってるかやってないかの根拠なんてアンタにはないのに。」
そこに、アキ先生が来て、この騒ぎを聞いていた。
「そうよ!根拠は私にしかない。勝手に決め付けて、月島さんは皆が調理室に行った時、被服室で皆が使ったままの箒のけがきをやってたのよ。」
皆が静まり返った。結局、クラスでも頼りにされている男子がゴミ捨てにはいってくれた。
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