エリート脳外科医の独占愛に、今夜も私は抗えない
時差はあるし視察で忙しいのはわかっているため、こちらからの連絡は控えているがもどかしい。
「でも神楽先生なら、彼女みたいな女に迫られてもなんともないだろうけど」
「そうだといいんですが……」
物事に絶対はない。雅史を信じていないわけではないが、芹菜が捨て身で接近したら……と昨夜は想像しながらベッドに入った。そんなわけはないと首を振り、気づけば朝に。
「きっと大丈夫。さてと、冷めないうちに食べようか」
「そうですね」
いったん皿に戻していたホットサンドを掴み、揃って頬張る。トーストのカリッとした触感と香ばしさが、ふんわりしたオムレツと絶妙なバランスだった。