俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
先程の顔が夢と思えるほど明るい様子に疑問が思い浮かんたが、藪蛇に話を聞き出すのも躊躇った。
「つい最近だよ。まあちょっと色々あって……」
「というか今思い出したんだけど、月ノ島さんってもしかして花宮の幼馴染だって言ってた人?」
「そうだけど……」
そういえば、以前遠藤に玲二のことを話した事があったような気がする。あのときは遠藤と付き合う前で仲の良い友人だったため、私生活でのことなど相談に乗ってもらっていたのだ。
私が肯定すると、途端に遠藤の表情が固くなる。どうしたのかなと目を瞬くと、突然椅子から立ち上がってこちらを凝視してきた。
「数年前、女泣かせで自分勝手な人ですごく苦手って愚痴ってたよな? ……今はそんなことないんだよな?」
「あー、そ、そうだね、どうなんだろう? 少なくとも自分勝手っていうのは今も当てはまってる気がするけど……」
「……そ、それでもお互い想いあって結婚したんだよな?」