俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

「そんなふうに考えてたなんて全然知らなかった」

「……言ってなかったからな。……なぁ、花宮。昨日のことなんだけどさーー本当にあの人と結婚してるのか?」

 瞳を揺らしながら腫れ物に触るような雰囲気を漂わせながら話す。どこか顔に影を滲ませつつも真剣な眼差しを向けてくる。
 その強い瞳に少したじろぎながらも私はおずおずと答えた。

「……うん。結婚してる」

「……………………そっか。うん、そうだよな……」

 遠藤はぽつりと言った。
 翳った表情は次の瞬間には笑顔に変わり、口を開こうとした私よりも先に話し出した。

「幸せにしてもらえよ! ってかいつ結婚したんだよ、少しくらい教えてくれりゃいいのに水臭い奴だな」
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