俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
「……俺、やっぱり諦めきれねえわ」
「…………え? なにがーー」
「花宮のこと、諦めきれない」
遠藤は曇りのない眼差しを向け、唇を強く結ぶ。その濁りのない瞳を見て、場に沿っていないと分かりながらもただ好ましいなと感じる自分がいた。
とても遠藤らしい純粋で、好奇心旺盛で、どこまでもまっすぐでーー。
「俺、まだ好きなんだ。…………花宮のこと、ずっと思い続けてたんだ」
「……っ」
息を呑む。
遠藤の言葉に思考が停止する。
周囲の時間が突如ゆっくりと流れ始めたような気がした。
我に帰った私は何か話さなければと口を開くものの、上手い言葉がなに一つ出てこず。
先に沈黙を破ったのは遠藤だった。