俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

 縋り付くかのようにもう片方の腕も取られて拘束される。あまりの力の強さに痛みすら覚えるほどだった。
 そしてそのまま身体ごと引き寄せられてーー。

 唇が触れ合った。

 カメラ外での望まないキスに思わず驚きを隠せないが、反射的に腕を振り解こうとする。だが拘束の力が強すぎてびくともしなかった。

 しかし腕の痛みはまず一方で、思わず目を滲ませた私の表情を見て、遠藤ははっとして腕を離す。

「……ご、ごめん。力入れすぎた。痛かったよな…………ほんとごめんな。何やってんだろ、俺」

「キスなんて…………っ、もうやめて。私はあなたの告白を受け入れることは出来ない。あなたのことは好きだけど、それは友達としてだから」

「そう、だよな…………知ってる。でも、花宮のこと、どうしても諦めきれないんだ」
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