俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
「…………どうしてここに来たんですか?」
こはるはどこか心許なさそうな面持ちで目を彷徨わせる。そんな彼女の様子を目の当たりにし、息苦しさに目眩を覚えた。
数日ぶりに見るこはるはいつも通りに見える。だがよくよくみれば目元にクマを作っており、あまり眠れていないのだろうと想像がついた。
全てを話す前に、俺は最初に告げた。
「先走って誤解していたかもしれない。どうかお前の話を聞かせてくれ」
「……………私が悪いんです。遠藤くんの気持ちは少し前に伝えられていました。もちろん断りましたが……それでも呑気に彼の後ろをついて行って…………挙げ句の果てに玲二さんを傷つけてしまいました」
「先程遠藤に会って事情を聞いた。………お前はあいつに気はないんだな?」