俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
そして調子を取り戻したのか、口元を嘲るように緩ませると。
「今夜、楽しみにしてろよ。ぜってぇ普通に寝かさねえから」
色気のある声に艶を滲ませ、私に視線を送る。それに当てられたせいか、どくりと心臓が跳ね、顔に熱が集まる。
そういえば。
ーーこの家のベッドはなぜかダブルベットだった。
あの買い物の際、私が口を挟む間も無く決められたダブルベット。その時のことを思い出して、思わず頭から火が出る思いだった。
今更ながら、なぜあのときこの事実に気がつかなかったのか。
危険すぎて今夜はなにがなんでもソファで寝るしかない。身震いをする私をよそに玲二は悠然と笑っていた。