俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

 考えれば本日、婚姻届を提出したばかりであり私と玲二は夫婦となったのだ。
 二人でいる空間に気恥ずかしさを覚えてしまうのはそのせいに違いない。

 私は夜のことに目を逸らすかのように手始めに料理をすることにした。そろそろ日も暮れてきて、支度を始めなければならない。

 玲二はどうやら数日前には荷物を全てこちらへ運んできていたようで、今日荷解きをするのは私だけだったのだ。私自身こちらへ持ってこようと考えていたものはそう多くないし、アパートの中の家具やら家電についてはーー。


『ああ、とりあえずあの部屋から全部出して月ノ島の敷地にある倉庫に入れておく。いつでも出せるようにしてあるから、なんかあれば内山にでも言え』


 新居への移動途中で言われた言葉を思い出す。どうやら玲二が勝手に移動させてくれるらしい。そこはお言葉に甘えることにした。
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