俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜

 もしかして玲二はあまり手料理というものを作ってもらった経験が少ないのかもしれない。そう納得し、途端に可哀想に思った。

 こんなに美形でお金持ちで女性に不足することがないような男なのに、まさかただの契約妻の手料理に喜ぶなんて。
 心の中ではほろろと涙を流し、玲二に向かって合掌してあげることにした。

 結局買い物には玲二と二人、徒歩でいくことになった。玲二は庶民向けのスーパーなど行ったことがなかったらしく、店内では色入り大変なこともあったが、無事に食材を購入して帰宅した。

 さくさくといつも通っていると、玲二がひょっこり顔をだして覗いてくる。無視するのもきまりが悪かったため、適当に話しかけた。
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