俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
玲二は自信に満ち溢れた双眸を向け、傲岸不遜な様子で口を開いた。
「うまく説得したからな。俺の手にかかれば、どうにでもなることだ。……まあそれも、お前が実力不足が足を引っ張ったらどうしようもないがな」
「……っ」
くっと喉が鳴り、言いようもない震えが体の奥底から湧き上がる。
観客がいなくとも、舞台と一緒。いや、これから私の姿をCMや広告で見る人たちの分母を考えれば規模が違いすぎるほどだ。
私の怯えに気がついたのか、玲二の手がふわりと肩に添えられるのがわかった。
「大丈夫だ。お前は俺が認めた女だ。自由にやれ」
「……っ、そう、ですよね……ここで踏ん張らないでいつ踏ん張るの、私」
自分に言い聞かせるように胸元で両手を握りしてると、座っていた玲二が笑う気配がした。
思わず視線を向けると、どこか慈しむように微笑む玲二がいて。