俺様御曹司の隠された溺愛野望 〜花嫁は蜜愛から逃れられない〜
感情が昂り、頬に血が昇っていく感覚を覚えた。紅潮した顔を見られないように逸らすと、また笑われたような気がして。
「おい、こはる。こっちを向け」
「い、嫌です」
「どうして?」
玲二は意地悪だ。
私が照れているのを分かった上でからかっている。そうだと理解していても、身体の熱は治まらない。
右手がふわりと包まれた気配に意識を向ける。手を絡めてくる玲二の熱が敏感に肌を伝ってきて、さらに心臓の鼓動を早めた。
俯く私に玲二は言う。
「お前のこういう姿を見られるのは最高に楽しいが……他のスタッフにも見られるのは何故か不服だな。そう言う色っぽい顔は二人だけの時にしろ」
顔から火が出る思いだった。