伯爵令嬢は無口な婚約者から愛の証を貰いたい
「あ、あの。今年のお祭りですが、その日は一緒にお出かけできませんか?」
通例のグレン様とのお茶会で、私は思い切って提案してみた。
「お祭りですか。・・・わかりました。いいですよ」
グレンは一瞬驚いた顔をしたが、すぐにいつものように目を細めて頷いた。今日は、メイティーラの自宅でのお茶会だったので、思い切って手作りのお菓子も用意していた。
「あと、これは私が焼いてみました。」
「え、このクッキーですか。―――貴方は、お菓子を焼くことも出来るのですね」
「はい、以前はよく手作りをして、幼馴染にも喜んでもらっていました。グレン様にも、喜んでもらえると嬉しいと思って」
「幼馴染、とは、あのフィルパラウ伯爵の家の者ですか?」
「はい、リーバイとは昔から仲良くしています」
グレン様にしては珍しく、会話が続いている。クッキーを焼いてみて良かった。
「君は・・・リーバイと呼んでいるのか?」
「はい、もう小さな頃から、一緒に遊んでいましたので」
「では、このクッキーも、彼は食べたのか?」
なぜだろう、リーバイの話をすると、グレン様はいつもちょっとだけ、不機嫌になるような気がする。
「え、あ、はい。昨日、たまたまクラスで一緒でしたので、味見してもらいました」
「・・・そうか」
通例のグレン様とのお茶会で、私は思い切って提案してみた。
「お祭りですか。・・・わかりました。いいですよ」
グレンは一瞬驚いた顔をしたが、すぐにいつものように目を細めて頷いた。今日は、メイティーラの自宅でのお茶会だったので、思い切って手作りのお菓子も用意していた。
「あと、これは私が焼いてみました。」
「え、このクッキーですか。―――貴方は、お菓子を焼くことも出来るのですね」
「はい、以前はよく手作りをして、幼馴染にも喜んでもらっていました。グレン様にも、喜んでもらえると嬉しいと思って」
「幼馴染、とは、あのフィルパラウ伯爵の家の者ですか?」
「はい、リーバイとは昔から仲良くしています」
グレン様にしては珍しく、会話が続いている。クッキーを焼いてみて良かった。
「君は・・・リーバイと呼んでいるのか?」
「はい、もう小さな頃から、一緒に遊んでいましたので」
「では、このクッキーも、彼は食べたのか?」
なぜだろう、リーバイの話をすると、グレン様はいつもちょっとだけ、不機嫌になるような気がする。
「え、あ、はい。昨日、たまたまクラスで一緒でしたので、味見してもらいました」
「・・・そうか」