伯爵令嬢は無口な婚約者から愛の証を貰いたい
そして沈黙が続く。せっかく、一緒にお祭りに行けると思って、嬉しい気持ちが、しぼんでしまった。これだけ沈黙が続くと、やはりグレン様は私のことが気に入らないのかもしれない。―――父も、その点を不安視していた。
「メイティーラ、グレン様の様子はどうかね。上手くいっているかい?」
「父さま、今度、一緒にお祭りに行く約束をしました。」
「そうかい、それならいいけれど。―――あまり無碍な態度が続くようなら、婚約も考え直すから、無理はしないように。」
父は私を殊の外可愛がってくれている。無口なグレン様の態度をみて、娘の私の将来の結婚生活を、不安に思っているところがある。家格で言えば、相手の方が高いが、理由があるのでこちらから婚約破棄を申し込めなくもない、と言っていた。
私ももうすぐ18歳になる。万一、婚約破棄となれば、次の相手を選べる年齢ではなくなってくる。父は、そのことも考えているようだった。
今年のお祭りでは、何としてもグレン様から下着を贈ってもらいたい。でなければ、父が婚約破棄へと舵を切ってしまうかもしれない。私は焦りを覚えた。
◇ ◇ ◇
「リーバイ、私、どうしたらグレン様から、下着を贈ってもらえるかしら」
こんなことを相談できる相手は、彼しかいなかった。お祭りを次の日に迎え、学園の放課後にリーバイをつかまえて話をした。
「メイティーラ、グレン様の様子はどうかね。上手くいっているかい?」
「父さま、今度、一緒にお祭りに行く約束をしました。」
「そうかい、それならいいけれど。―――あまり無碍な態度が続くようなら、婚約も考え直すから、無理はしないように。」
父は私を殊の外可愛がってくれている。無口なグレン様の態度をみて、娘の私の将来の結婚生活を、不安に思っているところがある。家格で言えば、相手の方が高いが、理由があるのでこちらから婚約破棄を申し込めなくもない、と言っていた。
私ももうすぐ18歳になる。万一、婚約破棄となれば、次の相手を選べる年齢ではなくなってくる。父は、そのことも考えているようだった。
今年のお祭りでは、何としてもグレン様から下着を贈ってもらいたい。でなければ、父が婚約破棄へと舵を切ってしまうかもしれない。私は焦りを覚えた。
◇ ◇ ◇
「リーバイ、私、どうしたらグレン様から、下着を贈ってもらえるかしら」
こんなことを相談できる相手は、彼しかいなかった。お祭りを次の日に迎え、学園の放課後にリーバイをつかまえて話をした。