愛されたかった


いつしか私はあの轟春希を頭に浮かべる日が続いた。
なんなのだろうか。ずっと頭に残る。



そのままテスト期間になってしまった。
あの轟春希が頭から離れないせいか、勉強に集中できなくなり、テストの結果が学年の2位になってしまった。
自分でもまずいと感じたが、親に見せないわけにもいかず、家に帰って結果を見せた。



思っていた通り、怒られた。
冷たいのは慣れた、が今回は心が痛かった。
実親ではない、ただの養子、昔から冷たい、

そんなの慣れてたはず、だったのに、、
< 11 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop