これを溺愛だとは認めない!
難しそうな本を読み出す、咲。


俺はたまからメッセージが来るのを待ち続けたが、10分経ってもスマホは鳴らない。


「なあ、咲」

「どうしたの?」

「たまから連絡来ないんだけど……」


たったそれだけの事なのに、この世の終わりみたいに感じるのは何故だろう。


「んー……。具合悪そうだったし、寝ているんじゃない?」

「だよな、そうだよな?」


そう自分に言い聞かせてみたが、たまは起きている気がする。
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