幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
彼の誠意を感じ、胸をキュンさせていると次は裂かれそうな激痛を味わい、一気に血の気が引いていく。

「我慢できる?」

誰もが通る道。

私はそう思い縦に頷いた。

「じゃ行くよ…」

狭い入り口を広げていくように彼の熱が私の中へと深く沈んでいく。

彼が深く沈むほど、私のお腹の中に痛みが広がる。

内側から彼の熱に感じて大きく息を吐いた。
みっちりと埋め込まれた彼の熱。


「動いてもいいかな?」

「あ・・・うん…」

彼は最初は優しく律動を繰り出した。

彼の動きに痛みを感じながらも同時に愛しさを感じていた。

私の抱いていた不安が少しずつ心の中から消えて行った・・・



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