社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
「他? うち、今日は実篤(さねあつ)さんしかご招待しちょらんですよ?」

 こちらを振り返ったくるみにキョトンとした顔をされて、思わず「えっ!?」と声が出てしまった実篤だ。

「えっ? もしかして……ダメでしたか(いけんかったですか)?」

 自分の反応に、不安そうに眉根を寄せたくるみを見て、実篤は思わず口ごもる。

「いや、ダメ(いけん)っちゅーか……。逆にくるみちゃんはそれで良いの(ええん)?」

「――? うちですか? うちは別に気にせんですけど……。あ、もしかして実篤さん、二人きりじゃったらまずかった(よぉなかった)ですか?」

 不思議そうな顔をされて、「実篤さん、別にコミュ障じゃないですよね? 前に恋人もいらっしゃらないって仰ってらしたし(おられんっちゅうちょっちゃったし)問題ないか思うたんですが」と付け加えられた実篤は「くるみちゃぁぁぁん! そう言う話をしよーるんじゃないけぇぇぇ!」と心の中で叫ばずにはいられない。
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