至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
信じられないけど、どうやら扉を蹴破って中に入ってきたらしい。


「あーあ……。すばるにこんなことしてくれちゃってさ」


漆黒の瞳が彼らを捉えた瞬間、場の空気が確かに凍りついた。


「お前たち、SSクラスどころかこの学園にいる資格もないよ。今までお疲れ」


わたしに向けられたものじゃないのに、寒気を覚えるほどの冷たい声。



「な……いきなり現れてなに言ってんだよお前……っ。ていうか誰だよ、SSクラスのネクタイなんかつけてるけど、お前の顔、今まで1度も見たこともねえっつーの!」


男子生徒のひとりは、威勢のいいことを言いながらも、言葉の端々は震えている。


たしか、SSクラスの人ですら静日くんの顔は知らなくて。それなのに、目の前に立っただけでこの怯えよう。

やっぱり静日くんは、他の人にはない特別なオーラを持っているんだって実感する。



「おい、聞こえてんのかよ! SSクラスでもないのに出しゃばってんじゃねーよ」

「馬鹿、やめろ。たぶんこの方は……」


なおも静日くんに嚙みつこうとする彼を、隣にいた男の子が制止にかかる。



「なるほどね。お前は、自分より格下の相手に咎められるのが気に入らない、と。……馬鹿らしくて笑える」
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