美琴ちゃん、大丈夫?










「結婚しよう。美琴ちゃん。」











…キラキラ輝く、きれいな、きれいな指輪。









「……ッ」








「……泣きすぎ。」







「純さん…こそ…ッ。」






「ハハッ。」






純さんが涙を浮かべながら、私の大好きなクシャッとした顔で笑う。





「…返事、聞かせてよ。」






私は鼻を啜りながら純さんの指輪を持つ手に自分の手を添えた。






「…はい。結婚、したいです。しましょう。純さん。」





2人とも涙で顔がグチャグチャで、お互いの顔を見て笑った。




純さんが箱から指輪を取り出して、私の左手薬指に通した。




「愛してる。美琴ちゃん。」


「…わたしも。愛してます。純さん。」




薬指の重みを愛おしく感じながら、純さんの首に腕を回してギュッとその温もりを感じる。





私は彼を愛おしいと思えば思うほど、泣きそうになる。


だって、永遠なんかないから。


いつか必ず終わりが来るから。


何より、15も年上のこの人が私より先にこの世からいなくなってしまうかもしれないことを思うと、胸が苦しくなって逃げ出したくなる。



でも、だからこそ今この瞬間、あなたの甘い声や心臓の音、熱い体温を感じられることを愛おしく思う。


10年後、20年後、30年後、

さらにその先もずっと一緒にいられるかなんて分からないけど

できる限りあなたのそばで、あなたの人生を感じていたい。

それが私の幸せ。



あなたと人生を繋いでいくことが、


私の幸せ。


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