【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)
――ん? でも待てよ……?
「でも……今回は私が相手なので、会長の立場やお断りの手立てなども考える必要がないのでは……?」
私は純粋な一般人だ。ご令嬢でもエグゼクティブでもなんでもない。下心はあるけれど、見合いをしたところで、後腐れないはずだと思うんだけれど……?
「一度出席すれば、会長から更にうるさくしつこく言われるのが容易に想像できますから。私は無駄なことをしない主義です」
む、むだ……!
“見合い”と言う名の食事だけでも――なんて希望を持った一瞬。
華麗に絶たれてしまった。
結局彼にとって一番の問題は、エグゼクティブへのアフターケアよりも会長からの『期待』。手強すぎる。