【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)
「今までは、優秀で将来有望なお前に見合うよう、経歴や家柄などを重視して相手を選んできたがなぁ~、頭の硬いお前は愛想無しで口数が足りなく鈍感、なかなか人からよく思われる事が無い。おまけに薄情で悪知恵ばかりだしな。そんなお前の結婚相手に必要なのは、経歴ではなく、相手からの理解だということに気付いた」
「――」
いきなり始まった、盛大な悪口大会に唖然としたが……自ら聞いたのもあり、ひとまず耳を傾ける。
古い付き合いなだけあって……あながち間違えてはいないのが癪だ。
「そこで、今回はそんなどうしようもないお前を理解してくれそうな穏やかな女性がいることに気づいてなぁ……。お前が“破談に持ち込む余地”もないだろうと思っている」
……なに?
どうしても最後の一言だけが聞き流せず、ピクリと反応する俺。