【書籍化&コミカライズ】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています(離婚予定の結婚なのに〜)

財界を牛耳る明敏な会長を騙せるとは思ってはいないが、これまで持ち前の情報収集・処理能力を駆使して、窮地をきり抜けてきた。

会長の近辺に探りを入れ、相手を割り出し裏から接触する。大方見合いというものは当人たちに意志はない。大概が同意や同情を誘うような事情を持ち寄り、やりとりを交わせば、事なき事を得て円満解決――つまり破談にできる。
(たまに相手が青い顔をしていたが、脅しでない。健全だ)

だが、そんな余地のない女性ねぇ……。

「まぁ――今日はお前に朗報をつたえたかっただけだ。当日まで誰かはお楽しみに」

どうやらこれ以上話すつもりはないらしい。

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