⚠︎絶賛⚠︎幼馴染と溺愛中
「だからダサくなんかないよ」と笑って言えば、ちょっと驚いたような表情を浮かべた。


「……やっぱ惜しいなぁ」


「え?」


「いや、なんでもない。こっちの話だから気にしないで」


プシャっと傷口に消毒液をかけられたときは結構しみた。

だけど丁寧に手当てしてくれたからおかげで助かった。



「ありがとう」


「いーえ。…あのさ、1つだけ言ってもいい?」


「ん?うん」



すると、私と同じ目線にしゃがむ。



いつもの拓哉くんとは違って真剣な色を帯びた瞳。



「俺、桃ちゃんのこと本気になったから」


「……え?」


「意味分かんなかったらいいよ。まぁこれからはもっと仲良くなろって意味」


あ、そういうことか。

なんだかてっきり今…。
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