花と誠の想い
それから3年程時が過ぎ、
トシくんも勇くんも随分大きくなりました。
こんなに穏やかに毎日が過ごせていることに幸せを感じていたある日。
「向日葵、大事な話があるんだ」
トシくん1人でやってきて
真剣な顔で言いました。
ぼんやりと聞きながら、コクリと頷きました
「もし、俺が武士になって
お前のことも守れるくらい強くなって
立派な男になれた日には、俺と…、
俺と夫婦になってくれねぇか!!」
『めおと?なあにそれ?』
初めて聞く言葉に戸惑いながら
トシくんに問いかけます
「家族になるってことだよ!!
一緒に住んで飯食って布団に入って
一緒に寝たり、他にもいろいろあるけど」
キョドキョドしながら一生懸命話すトシくん
私なんかでもトシくんの家族になれるのかな
でもきっとそうなったら素敵だなあ
小さかった男の子が背も伸びて男の人に近づいているような感じがして
少しドキドキしながら
『うん。トシくんと家族になりたい。
今すぐにじゃダメなの?』
驚いた顔をしたかと思ったら
みるみる顔が赤くなっていくトシくん
目をキョロキョロさせながら困っています
「まだそういう歳じゃねぇんだ!
中途半端なままじゃ
お前のこと守れねぇしな!」
この少年からは真っ直ぐな言葉しか出てこないので、少し私も照れくさくなります
トシくんも勇くんも随分大きくなりました。
こんなに穏やかに毎日が過ごせていることに幸せを感じていたある日。
「向日葵、大事な話があるんだ」
トシくん1人でやってきて
真剣な顔で言いました。
ぼんやりと聞きながら、コクリと頷きました
「もし、俺が武士になって
お前のことも守れるくらい強くなって
立派な男になれた日には、俺と…、
俺と夫婦になってくれねぇか!!」
『めおと?なあにそれ?』
初めて聞く言葉に戸惑いながら
トシくんに問いかけます
「家族になるってことだよ!!
一緒に住んで飯食って布団に入って
一緒に寝たり、他にもいろいろあるけど」
キョドキョドしながら一生懸命話すトシくん
私なんかでもトシくんの家族になれるのかな
でもきっとそうなったら素敵だなあ
小さかった男の子が背も伸びて男の人に近づいているような感じがして
少しドキドキしながら
『うん。トシくんと家族になりたい。
今すぐにじゃダメなの?』
驚いた顔をしたかと思ったら
みるみる顔が赤くなっていくトシくん
目をキョロキョロさせながら困っています
「まだそういう歳じゃねぇんだ!
中途半端なままじゃ
お前のこと守れねぇしな!」
この少年からは真っ直ぐな言葉しか出てこないので、少し私も照れくさくなります