雪山での一夜から始まるような、始まらないようなお話。
「あれれ? もしかして安住ちゃんも進藤に惚れちゃった? 普段、恋愛には興味ありませんって顔してるくせに」
食堂でお昼を食べていたら、同じ部の先輩、後藤さんにからかわれた。彼は断りもなく、私の隣りにトレーを置いて座った。
「そんなわけないです」
ムッとして答える。
「だって、熱い視線で進藤を追ってただろ?」
「それは勝負を挑まれたからです」
「勝負?」
ヤツをギャフンと言わせるために、なにが好きなのか探っているところなのだ。
私調べによると、進藤は今週、月曜日焼魚定食、火曜日生姜焼き定食、水曜日ハンバーグ定食、そして、今日は煮魚定食を取った。
魚、肉が半々。
ぐぬぬ、私を惑わすことをして!
でも、やっぱり男性は肉がいいのかな?
ちなみに、後藤さんはなにかと絡んできてウザいので適当に流す。
彼は根っからの女好きらしくて、片っ端から女の子に声をかけていると有名だ。実際、私にまで絡んでくるなんて、ずいぶん守備範囲が広い。噂話も好きだし、下手なことを言って、変な噂を流されても困る。
彼はニヤニヤしながら、どうでもいい情報を教えてくれた。
「まぁ、安住ちゃんが進藤に片想いしてなくてよかったよ。ほのかちゃんが本気で狙いだしたって噂だから、失恋したら可哀想だからね」
「ふ〜ん、そうなんですか」
食堂でお昼を食べていたら、同じ部の先輩、後藤さんにからかわれた。彼は断りもなく、私の隣りにトレーを置いて座った。
「そんなわけないです」
ムッとして答える。
「だって、熱い視線で進藤を追ってただろ?」
「それは勝負を挑まれたからです」
「勝負?」
ヤツをギャフンと言わせるために、なにが好きなのか探っているところなのだ。
私調べによると、進藤は今週、月曜日焼魚定食、火曜日生姜焼き定食、水曜日ハンバーグ定食、そして、今日は煮魚定食を取った。
魚、肉が半々。
ぐぬぬ、私を惑わすことをして!
でも、やっぱり男性は肉がいいのかな?
ちなみに、後藤さんはなにかと絡んできてウザいので適当に流す。
彼は根っからの女好きらしくて、片っ端から女の子に声をかけていると有名だ。実際、私にまで絡んでくるなんて、ずいぶん守備範囲が広い。噂話も好きだし、下手なことを言って、変な噂を流されても困る。
彼はニヤニヤしながら、どうでもいい情報を教えてくれた。
「まぁ、安住ちゃんが進藤に片想いしてなくてよかったよ。ほのかちゃんが本気で狙いだしたって噂だから、失恋したら可哀想だからね」
「ふ〜ん、そうなんですか」