極秘出産でしたが、宿敵御曹司は愛したがりの溺甘旦那様でした
前髪を大きな髪飾りで斜めに留め、メイクの印象か甘さよりクールな雰囲気だ。しかし笑う顔は無邪気さを感じる。
「初めまして、中平亜由美です。彼とは幼い頃から家族ぐるみで付き合いがあって、父は『中平貿易』の代表をしているんです。このたびは結婚おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます。未亜と申します」
私は勢いに押される形で頭を下げた。
「未亜さんね。よろしく」
貿易会社ならラグエルと会社の繋がりがあってもおかしくない。私は彼女とは初対面だが、どこかで見たことがあるような気がした。
失礼にならない程度に彼女をまじまじと見つめていると、亜由美さんは一気に捲し立ててくる。
「衛士が結婚するなんて驚きました。ましてや恋愛結婚だっておばさまから聞かされて。絶対にそんなタイプじゃないのに。彼に不満があったら言ってくださいね。付き合いは長いので」
そこで思い出す。彼女は衛士の実家を訪れたときに見せてもらったアルバムに登場していた。
幼い頃から小学生くらいまでか。さすがにそれ以上成長すると一緒に写真を撮る機会は減ったようだが。
「今度はぜひ、お子さんに会わせてくださいね」
「もういいだろ。中平社長、探しているんじゃないのか?」
衛士が指摘すると、亜由美さんは慌ただしくその場を去っていった。
「綺麗な人だね」
正直な感想を漏らすと、衛士は面倒臭そうな顔になる。
「初めまして、中平亜由美です。彼とは幼い頃から家族ぐるみで付き合いがあって、父は『中平貿易』の代表をしているんです。このたびは結婚おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます。未亜と申します」
私は勢いに押される形で頭を下げた。
「未亜さんね。よろしく」
貿易会社ならラグエルと会社の繋がりがあってもおかしくない。私は彼女とは初対面だが、どこかで見たことがあるような気がした。
失礼にならない程度に彼女をまじまじと見つめていると、亜由美さんは一気に捲し立ててくる。
「衛士が結婚するなんて驚きました。ましてや恋愛結婚だっておばさまから聞かされて。絶対にそんなタイプじゃないのに。彼に不満があったら言ってくださいね。付き合いは長いので」
そこで思い出す。彼女は衛士の実家を訪れたときに見せてもらったアルバムに登場していた。
幼い頃から小学生くらいまでか。さすがにそれ以上成長すると一緒に写真を撮る機会は減ったようだが。
「今度はぜひ、お子さんに会わせてくださいね」
「もういいだろ。中平社長、探しているんじゃないのか?」
衛士が指摘すると、亜由美さんは慌ただしくその場を去っていった。
「綺麗な人だね」
正直な感想を漏らすと、衛士は面倒臭そうな顔になる。