総長様と契約恋愛始めました!






「うん。上出来」




そういってさっきと同じように私の頭を優しく撫でてくれる遥翔先輩に、少し安心感を覚え始めていた。






「………遥翔先輩…………ふふっ…」








『フリ』とはいっても人生で初めての彼氏がこんな王子様のような人なんて夢みたいだ。




隣りに並んでも恥ずかしくないようにせめて身なりだけでもちゃんとしよう!
















「……遥翔も大変そうだね…」





ぼそっと蔵先輩が呟く声が聞こえたけれど、私達が座っている席までははっきり届かなかった。











「次の授業から戻る?もうしんどかったら家まで送るけど」







「体調は全然大丈夫なので戻ります!ほんとたくさんお世話になりました」











この色々とあった短時間の中で一つ確信が持てたのは、遥翔先輩は相当過保護だ。





さっきから数分おきに私の足の心配をしてくれるし、今も行き過ぎなほどに労ってくれる。








「わかった。ほんとは俺がついていきたいけど二年のフロアだから真琴が送ってやって」





「りょーかーい!行こ、恋ちゃん!」








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