総長様と契約恋愛始めました!







「なら存分に楽しんで貰わないとな。好きなとこ座って良いから」







中に入るとベージュのシートがあり、座って見ると高級なソファのような座り心地だった。






真ん中の大きなテーブルには、飲み物やお菓子が豊富に揃っており、どれも海外のもので中には人気で予約が数年待ちと言われていた物もある。








「好きに食べていいから。明日からも恋にはこの車に乗って貰うから、自分の家みたいにくつろいで」








…………………そうは言われても、いきなりこんな高級車に乗ってくつろげるわけが無い!






まるで映画の世界過ぎる車内にテンションが上がると同時に、私がいた形跡を残さないように乗らないとという緊張感に襲われる。








「恋の家の住所教えて。送っていくから」






「あ、はい!えっと…………」








そう言って私はスマホを取り出し、先輩に見せる。





「………おっけい。今瀬戸に送ったから」





『瀬戸』…………名前を聞いた瞬間ピンと来た。







私のような最下層財閥でも名前を知っているほど有名な、西園寺に古くから使える一家。







「住所拝見させて頂きました。安全にご自宅まで運転させて頂きますので、ご自由におくつろぎください恋様。」







運転席の方から少し顔をのぞかせ、そう声をかけてくれる瀬戸さんに慌てて「はい!……ありがとうございます!」と返事をする。















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