別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
「いえっ。俺が借りたら心春さんが困りますよね」
心春さんと名前を呼ばれて、ドキッとした。
どうして知っているんだろうと思ったけれど、さっき重さんが呼んでいたっけ。
「もう一本ありますから大丈夫です」
本当はこれしかないけれど、先日助けてもらったお礼だ。
「そう……ですか。それではお借りします」
「はい。お仕事、お疲れさまでした」
「失礼します」
彼は私に微笑みかけてから雨の中を出ていった。
それからすぐに閉店の看板を出し、厨房で片づけをしている重さんと恵子さんに挨拶に行く。
「店頭、片づきました」
「心春ちゃんもコロッケ持っていきな。弁当も」
洗い物が終わった重さんが、手を拭きながら言う。
「助かります。いただきます」
こうして売れ残った弁当や、余ったおかずをいつも持たせてくれるのだ。
「明日は休みだし、ゆっくりしてね。心春ちゃん、なんとなく顔色悪いよ」
心春さんと名前を呼ばれて、ドキッとした。
どうして知っているんだろうと思ったけれど、さっき重さんが呼んでいたっけ。
「もう一本ありますから大丈夫です」
本当はこれしかないけれど、先日助けてもらったお礼だ。
「そう……ですか。それではお借りします」
「はい。お仕事、お疲れさまでした」
「失礼します」
彼は私に微笑みかけてから雨の中を出ていった。
それからすぐに閉店の看板を出し、厨房で片づけをしている重さんと恵子さんに挨拶に行く。
「店頭、片づきました」
「心春ちゃんもコロッケ持っていきな。弁当も」
洗い物が終わった重さんが、手を拭きながら言う。
「助かります。いただきます」
こうして売れ残った弁当や、余ったおかずをいつも持たせてくれるのだ。
「明日は休みだし、ゆっくりしてね。心春ちゃん、なんとなく顔色悪いよ」