別れを選びましたが、赤ちゃんを宿した私を一途な救急医は深愛で絡めとる
「私……大丈夫でしょうか?」


なにか粗相をしたのではないかと心配で尋ねたが、彼は笑顔で首を横に振った。


「もちろん。それに、万が一結婚を認めてもらえなくても、俺は心春との未来を取るよ。まあ、認めてもらえないなんてありえないけど」


彼の覚悟がありがたくて、私も口角を上げた。

しばらくして、陸人さんと同じように背が高いお父さまが入ってきた。

しかし立ち上がって頭を下げた私をじっと見つめて驚いた顔をしている。

なんなのだろう、この反応。


「本宮心春さんです。彼女と結婚するので、ご報告に」
「本宮心春です。初めまして」


陸人さんの紹介に合わせてもう一度腰を折った。


「……陸人の父です。どうぞ座って」


戸惑い気味のお父さまに促されて再びソファに座ると、紅茶を出してくれたお母さまもお父さまの隣に腰掛けた。


「陸人、これは……」
「彼女と一緒に生きていきます」


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