年下男子に愛されすぎてツラい
朝比奈 京side
急に大声で私が育てると言った
不思議な女の人。
透き通る白肌に人形のような大きい目。
そして、ミルクティー色のキレイな長髪。
一体この人は何者なんだろうか。
芸能人にいたら間違いなく有名になるような
美人だ。
この人のおかげで俺達は離れなくてすんだ。
最初はただ施設を免れたく着いてきたが
大人の嫌な所がひとつも見当たらない。
不思議な人だ。
蓮『兄ちゃん…』
「どうした?」
蓮『車ってこれかな?
止まってるから先行ってって言われたけど…』
目の前にあるのは誰が見てもわかる高級車。
「蓮待ってろ。間違えてたら殺される」
少し離れて電話しているえまさんの元へ向かう
「あの…」
え『は?手切れ金が必要?!どういう事よ!
施設に入れようとしてたくせに?』
ハッとした。
何を夢見心地に思っていたのだろうか。
金が必要となればいくらお金持ちでもきっと
いらなくなるだろう。
俺たちの帰る場所は…どこに行ってもないんだ…
え『お金で解決するならそうしてちょうだい!
ただし今後絶対あの子達に近づかないように契約してよ?』
え『え?200万ですって?500万払って確約させて!今からもう帰るから、うん、また後日ね。』
絶対捨てられると思っていた。
なんでそこまでしてくれるんだ…
ただの連れ子なのに。
心を開いてしまいそうになる。
え『あら、京くんどうしたの?』
「車あってるか分からなくて…」
え『ごめんね!さっ行くよ!
あなた達の帰る場所に♪』
そう言うと俺の頭をワシャワシャして
歩き出した。
なんでサラッと言うんだよ…
今まで1番言われたかった…
帰ってきてもいい場所って
思わず泣きそうになった目をこすり
えまさんの後を追った。
京・蓮『え?』
目の前には高層のタワーマンション。
えまさんは我が物顔でマンションに入り
最上階のボタンを押した。
「もうついてけれない…ボソッ」
蓮『俺臓器でも取られるのかな…』
え『食ってとったりなんかしないわよ(笑)』
はははと笑ってるえまさん。
気が気じゃない俺たち兄弟を乗せて
エレベーターは最上階にのぼっていく。
急に大声で私が育てると言った
不思議な女の人。
透き通る白肌に人形のような大きい目。
そして、ミルクティー色のキレイな長髪。
一体この人は何者なんだろうか。
芸能人にいたら間違いなく有名になるような
美人だ。
この人のおかげで俺達は離れなくてすんだ。
最初はただ施設を免れたく着いてきたが
大人の嫌な所がひとつも見当たらない。
不思議な人だ。
蓮『兄ちゃん…』
「どうした?」
蓮『車ってこれかな?
止まってるから先行ってって言われたけど…』
目の前にあるのは誰が見てもわかる高級車。
「蓮待ってろ。間違えてたら殺される」
少し離れて電話しているえまさんの元へ向かう
「あの…」
え『は?手切れ金が必要?!どういう事よ!
施設に入れようとしてたくせに?』
ハッとした。
何を夢見心地に思っていたのだろうか。
金が必要となればいくらお金持ちでもきっと
いらなくなるだろう。
俺たちの帰る場所は…どこに行ってもないんだ…
え『お金で解決するならそうしてちょうだい!
ただし今後絶対あの子達に近づかないように契約してよ?』
え『え?200万ですって?500万払って確約させて!今からもう帰るから、うん、また後日ね。』
絶対捨てられると思っていた。
なんでそこまでしてくれるんだ…
ただの連れ子なのに。
心を開いてしまいそうになる。
え『あら、京くんどうしたの?』
「車あってるか分からなくて…」
え『ごめんね!さっ行くよ!
あなた達の帰る場所に♪』
そう言うと俺の頭をワシャワシャして
歩き出した。
なんでサラッと言うんだよ…
今まで1番言われたかった…
帰ってきてもいい場所って
思わず泣きそうになった目をこすり
えまさんの後を追った。
京・蓮『え?』
目の前には高層のタワーマンション。
えまさんは我が物顔でマンションに入り
最上階のボタンを押した。
「もうついてけれない…ボソッ」
蓮『俺臓器でも取られるのかな…』
え『食ってとったりなんかしないわよ(笑)』
はははと笑ってるえまさん。
気が気じゃない俺たち兄弟を乗せて
エレベーターは最上階にのぼっていく。