【完結】カルティナ姫と三人の王子〜目が覚めたら婚約者が三人いました〜


 エッグベネディクトが朝食に出てくるなんて、贅沢な朝だわ。 早速頂こうかな。

「いただきます」

「召し上がれ」

 エッグベネディクトをナイフで優しく切ると、中からトロッと黄身が出てくる。

「すごい。卵がトロトロだわ」

 絶妙なトロトロ加減。いい感じ!

「うん、美味しいわ!」
 
 卵とソースの相性が抜群で、すごく美味しいわ。 

「マロミさん、このソース美味しい」

「ありがとうございます。こちらのソースは、わたしの手作りでございます」

「手作りなの?」

 すごいわ、ソースまで手作りなんて。すごいこだわってるわ。

「はい。お気に召して頂いたようで、嬉しいです」

「マロミさんは何でも作れるのね。すごいわ」

 わたしもこんな風に色々料理が作りたい。旦那様にも喜んでもらえるような、そんな料理を作りたい。
 マロミさんの料理を食べると、本当にそう思う。

「そんな、大したことはございません」

「朝からこんな美味しい物を食べられるなんて、幸せすぎるわ」

「本当に姫様は、いつも美味しそうに食べてくれるので作り甲斐があります」
 
 と、マロミさんは嬉しそうに笑う。
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