離婚しましたが、新しい恋が始まりました
「子供が出来ない事を母から言われて、里華もかなり言い返したらしいが急に出て行ったそうだ」
「そんな……」
あなたは何をしていたんだと言いそうになって、紬希は口を噤んだ。
「もう、やってられないよ」
貴洋も嫁と姑の争いに疲れ果てていたのだろう、投げやりな口調で呟いた。
ドサッとベッドわきのパイプ椅子に腰を下ろすと、両手で顔を覆った。
「何でこんな事になったんだろうな。里華と別れて君とやり直そうかとも思ったんだ」
「そんな酷い事、出来る訳ないでしょ?」
「酷い事?」
「私にした事を、もう一度里華さんにするって言うの?」
「あ……」