離婚しましたが、新しい恋が始まりました
「もう一度、聞かせて……」
毛布に半分顔を隠してから、甘い声で紬希が彼にねだる。何度だって聞きたい言葉だ。
「君と一緒にいたいんだ。結婚しよう、紬希」
磐はそっと紬希の額にキスをした。
「さっきの言葉……もう一度聞かせて」
じれったそうに言う紬希に向かって、ニヤリと磐が笑った。
「愛してるよ、紬希」
その言葉を何よりも聞きたかった。何度でも聞きたかった。
「私も……愛しています」
紬希の言葉を聞いた彼が、毛布を少し下げて頬へキスを落とす。
「君は、笑顔に輝く花嫁になるんだ」
「……花嫁?」
紬希が顔を出したので、磐はそっと唇に軽いキスを送る。
「幸せな花嫁さ」
言葉と同時に、彼の逞しい身体が紬希に覆いかぶさるように倒れてくる。
紬はそっと彼の背に腕を回して囁いた。
「嬉しい……あなたに、ずっと側にいてほしい」
返事の代わりだろうか、紬希は磐に再び強く抱きしめられた。
その日は、ベッドの中で過ごす一日になるのだろう。


